470のレース

風見

現在は「ミラクルウェーブ」が定期的に発行されておりますがヨット部として最初に作ったのが「風見」でした。1号は1970年12月の納会に合わせて作成されました。表紙の文字はポスターカラーによる手書き、本文はガリ版による印刷でした。ガリ切、印刷、製本は1年生によるものです。インクの色は紺色でしたが、今回は修正の都合上、モノクロになっています。謄写版印刷のため、手元にあったものはインクのうすく、判読できない部分がありました。うすくても判読できる部分はできる限り画像処理していますが、修正ミスがあるかもしれません。判読できない部分がわかる文集を持っている方、または書いたご本人で覚えておられるようでしたら、お知らせいただければ幸甚です。

内容的には、文学的なものが多く、背伸びした記述も散見されます。また日誌の抜粋から当時の食費が1日1500円であったことがわかります。これは副食費で米を買うお金は含まれていません。30人以上の金額ですので、1人1日の食費は100円程度だったことがわかります。合宿費は1日500円でしたから、400円は布団代、家賃、光熱費、はてまた艤装品の購入などに充てられていたことになります。

風見 第1号 


風見2号 昭和46年(1971年)12月発行

 

風見2号


風見3号 昭和47年(1972年)12月発行。この号はページ数が増えたため、紐で綴じてあります。表紙は手書きのようです。

 

風見3号


風見第4号は昭和48年12月の発行です。ヨット愛好会の発足から10年を記念して、100ページを超える冊子でした。OBからも原稿を募り興味深いものになっています。間利子さんが岩井への回航の事を書いています。古いOBの文章から、初期のめちゃくちゃで活気のある様子が伝わってきます。この号が発行されたのはA級が無くなり470が入って来た、インカレの決勝に出場できた、女子が全日本に出場した活気のある時期に出された号です。電子化に当たり五十嵐さん、宮田さんから風見を提供して頂き、つき合わすことによって、かすれた文字もどうにか判読できました。お二人に御礼申し上げます。ほぼ全ページの画像の文字をなぞり、汚れを取る作業は200~300時間はかかったと思います。ワープロで打ってしまえばどんなに楽だろうと思いながら、完全ではないかもしれませんが、ようやく仕上げることが出来ました。何か編集上のミスがあればご指摘ください。 尚、OB名簿については個人情報保護の観点から、名前以外は消して掲載してあります。  2015/11/6 広田

 


風見5号 昭和50年(1975年)3月発行。追いコンに合わせて制作されました。金属ファスナーで綴じてありました。表紙を開くと、飛び出す絵本のように、スピンが飛び出すギミックに驚かされました。

 

風見5号


風見6号 昭和51年(1976年)1月発行。

 

風見6号


風見7号 昭和51年(1976年)12月発行。住所録が入っておりますが、プライバシーを考慮し、部分的に消去致しました。

 

風見7号


風見8号 昭和52年(1977年)12月発行

 

風見8号


風見9号 昭和54年(1979年)3月発行。東経大ヨット部初の女性の主将 清水千佐子(現 北村千佐子)さんの卒業時に作成されました。

 

風見9号


風見1986 昭和61年(1986年)3月発行。 かわいい水玉の赤いリボンで綴じていました。

 

風見1986